だから僕らは物を書く

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http://d.hatena.ne.jp/soudamizuki/20041209
>ほらほら、物書きさんには文系も理系もないんですね!

物書きに範疇される者とは、本来「書きたがる」か否かでしか判断できないと思うのだが、不思議と世間では「物書き≒文学部」という構図が良く見られる。
その理屈で言えば「経済学部出身者は皆お金持ち」「法学部出身者は皆交通ルールをしっかりと守る」となってしまう。
そんなはずはないだろ。
日本語がしっかりと書けるかどうかという項目は、先日も書いたが「一般原則」。
小説の購読者、すなわち世間の大半を占める「大衆」が持ちえる読解力の文章が書ければ良いのだから、本来初等教育までに身についている(べき)代物。「専門家登用試験」とも間違えて解釈される司法試験においても、合格者の文章レベルは「中学生でも読める」ものだ。
世間に何かを訴えるのにはそれほどの日本語は必要ではないし、物書きになるために高尚な表現を学ぶ必要はないのだ。