正夢にする。

久しぶりに夢を見た。
論文式試験合格者名簿に、自分の名前が印刷されていた夢。
受験新報の最新号に、ちゃんとフルネームで「○○○○」と、書かれていたのだ。
と、ここまでならば、司法試験受験生の大半が見るような夢だと思う。
問題は、その時に感じた生々しいばかりの感情である。




まず第一に、夢の中の自分は驚いていた。
一言「ウソっ!!」と叫び、何度か雑誌を見直して、それから「あんなものでよいのか?!」と叫んだ。
この場合の「あんなもの」とは、当然のごとく「12枚の論文答案」を指す。
今自宅答練で仕上げているような、到底完成度の低いものを書いた、という模擬記憶があった。
(実は「問題文」の内容を記憶していないのが問題となる)
そしてその次に、こう思ったのだ。
「面接の準備間に合わない!!」




久しぶりに、昼食を自宅でとる家内とこの話をした。
「良い夢なの?」と尋ねられたから「たぶん」と答えた。
今はまだ遠く彼方にある目標だが、そこまで歩いていこう。そう思った。




この夢には、論理的な矛盾がある。当該の雑誌に名前が載るのは最終合格者だけ。
だから、名前が載った段階で面接試験のことを心配する必要はないのだ。