各論


憲法

「解答順序2番目 55分 2問残し 7問正答」
結構ベテランも苦戦した憲法。誤答についての選択率が高かったのが意外でした。
直前期は、択一六法憲法を、試験会場まで読んでいました。

理由は、関連する国会法や内閣法に対しての記憶が進んでいないから、そのバックアップです。
今年の問題はそれからはずれた出題が多く、原則どおり判例重視であったことから百選を読むべきであったと反省しています。
[rakuten:book:12012676:detail]
解答についてですが、個数問題は、正答率が高くないことが分かりましたので、問題文そのものを一回目は読みませんでした。
方法論的には正しかったと思っています。
一方で、判例問題は、見事なまで脚を掬われました。
落ち着いて読めば到底選び得ない*1肢を平気で選んでいるのです。
その理由は、後述しますが、刑法で時間と体力を消耗しすぎたことによる「あせり」のためです。
結果的に民法で取戻しができるのですから、あせりは禁物と言うことでしょう。
改善の必要性甚大です。

民法

「解答順序3番目 45分 1問残し 16問正答」
基礎的な問題が主流であった民法
直前期は問題を解きながら、間違えた場合は、択一六法民法にて復習していました。
その際に、気がついた論点も、派生的に確認しています。

疑問に思うことについては内田民法を読み返して
民法 I [第3版] 総則・物権総論

民法 I [第3版] 総則・物権総論

「あれ、なんだっけ?」と思う機会の最小化を図りました。
結果的に、一般受験生並みの実力がついていたようです。
ココで油断すると、まだ酷い目に遭うんですけどね。

刑法

「解答順序1番目 100分 残しなし 14問正答」
全解答時間のうち、半分を消費していますね。
第52問を終えた時点で14:30を廻っていたことに気づき卒倒しかけていることを覚えています。
しかし、毎年数問を必ず残しているのに対して、今年は簡単だったこともあるにせよ、全部を正面から解いているので、あせるべきではなかったと言うことでしょう。
一般の正答率が高いのに、落としている問題は「共犯」「不作為犯」「放火」です。
なんか、自分としては「ああ、やっぱりね」と思う、論理の整理が出来ていない部分です。
基本書を山口刑法一冊に限定している*2のですが、

刑法

刑法

択一対策としてのみ必要な反対説の整理を如何に行うか、課題として残っています。



*1:例え判例を知らなくても

*2:それもあまり開くことはない