参考書は少なめに、模試は多めに。

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http://d.hatena.ne.jp/ebo_lg/20060128
やはり、どうしても「本」は増えるものです。特に受験新報は。
ただ、参考書に相当する基本書はほとんど読んでいません。
一方で模試であるところの、答案練習会については手を広げても良いと思っています。
それも複数の予備校にまで。


自分が大学浪人していた頃は、駿台予備学校の生徒であったのですが、一方で河合塾代々木ゼミナールの模試も頻繁に受けていました。
当初狙っていた東北大学の模試がその二予備校にしかなかったことも原因なのですが、最大の理由は以下の事項です。
「今自分が在籍している予備校は、採点や授業内容について大丈夫なのか」


言うまでもありませんが、予備校は大学そのものではありません。
自らを大学の立場に「擬制して」出題や採点を行うところです。
である以上、いくら彼ら予備校がそのつもりでも、大学に擬制しきれなかったら*2その出題は素っ頓狂なものになるわけです。当然解けても本番の点数には結びつきませんし、その範囲を復習してもしかたありません。
である以上、なるべく複数の「擬制者」の出来を確認し、しかる後にこれを評価すべきだと考えたのです。
実際、共通一次試験や二次試験に対しての講義や模試の使い分けは自分では効果があったと思っています。


自分が、基本講座を伊藤塾で、答案練習会はLecで受けている理由については、あまり複雑なものではないです。
なんのことはない、自分が申し込む時に「DVD講義」があったのが伊藤塾であり、答案練習会の会場が通える程度に近場にあるのがLecだったからです。
しかし、複数の予備校を利用して言えることは、どの予備校も適度に穴があり、到底本番の試験内容には及ばないということです。


いまさら、講義を受けることは考えておりません。
多分、重箱の隅をつつくような問題は、範囲が広いこの試験では出せないですし、である以上は「聞かれそう」な箇所を叩くべきですから。
その範囲の絞込みには過去問を、トレーニングには答案練習会を使用するのがせいぜい、それが時間*3が足りない社会人受験生の宿命と思っています。

*1:司法修習生候補生

*2:さまざまな要因があると思いますが、一番は「能力」の差です

*3:残り時間、可処分時間いずれも