司法試験受験生の家族の地位

  1. 司法試験受験生の家族の地位をいかに解するか。当事者主義の点から問題となる。
    1. 思うに司法試験の受験は、司法試験合格を通じて自らの将来性担保を目的とした先行投資である。
      すなわち司法試験の結果は、本人のみに及ぶと解することより、当事者主義が強く要求される。
    2. 一方で司法試験受験生の家族は、本人の受験結果に強い影響を受けることから、利害関係にある。
      よって民訴42条の趣旨を類推適用し、受験生家族もまた司法試験受験勉強補助参加が可能(民訴44条、45条)であると解する。
  2. 以上により、司法試験受験生の家族は、受験生本人の司法試験勉強の追行課程に補助参加することが可能な地位にあると解する。
    また司法試験の結果についても効力を有する(民訴46条)と解する。
    以上







少し遊んでみた。
本当は刑事訴訟の「A罪逮捕」「A罪&B罪で勾留・起訴」の文面からの展開にしたかったのだが、結論が如何ともしがたいものだった(「親亀がコケタら…」なんて書きたくあるまい)ため、民訴に変更。
ここ数日家族(自分プラス1.5人)のことを書いているが、家族(具体的には家内)の有形無形の援助は計り知れないほどである。一方でやはり勉強しているのは自分自身だという気概そして責任感は絶対に忘れてはいけないとも思う。
そういった意味では、家族とは(共同)補助参加人であると解すべきであろう。