タイトルの意味

そも、説明を要する方がこのウェブログを閲覧されることがあるのだろうか。
蛇足とは思いながらも書き連ねていく。

司法試験合格とは法曹資格を必ずしも意味しない。
最高裁判所に所属する「司法研修所」に入所し、一年半(再来年以降は一年)「司法修習生」としての勉強を経て、二号試験を合格した者が晴れて法曹資格を得るのである。
すなわち、合格とは「司法修習生として司法研修所入所資格を得た」ことと同義であるに過ぎないのだ。

そしてその司法研修所とは、かつては都内本郷にあったらしいが、今現在では埼玉県和光市に移転している。
司法試験受験生がまず目指す場所といっても過言ではない。
これがタイトルの所以である。

この点、口述試験が行われる法務省浦安総合センターを目指すべきという説もあるが、昨今の「口述試験重視」の傾向を鑑みるに、目指すべき箇所ではないと解する。

また、司法研修所もゴールではなくスタートであり、そのスタートも修習開始時をさすのではなく修了時とも言えることから、目指す場所ではないとの説もある。
事実そのとおりであり、まったく反論のしようもない。
ただ、この点については後日改めて論証していこうと思う。