高見の見物。
今年4月より司法修習生(60期)となるebo様にトラックバック。
http://d.hatena.ne.jp/ebo_lg/20060222
数少ない*1合格答案を見直してみるに。
- 極めて稚拙な文章
- 論文と言うには、極めて穴ありまくり
- ただ、途中疑問が生じることはないことだけは言える
ということであったりします。
むしろ「20点」とか書いてある論文こそ、一応もっともらしいことを書いてあったりするのですね。
ただ、ココで言える事というのは、採点者*2の興味は
「その件についての説を聞きたい」にあるのではなく
「分っているか否か」につきるのであって
「分っているかどうかを判断してやるから、とりあえず『簡潔で代表的な例』を『端的に説明して見せろ。こっちはトーシロになったつもりで聞いてやる』」ということなのだと思っています。
司法試験受験生(①)、修習候補生(②)、現役の法曹(③)、そしてその中でも選りすぐりの司法試験委員会(④)の面々。
この集団の法律能力がそれぞれ二項分布関係にあるとしたら、①と②の平均値および標準偏差とでは以下の関係が成立します。
①の平均値 + ①の標準偏差×3*3 = ②の平均値
②からすれば、①のしかも標準偏差下位の人々を見れば「何を言ってるのだ?」との評価になるのは当然と思います。
無論、②ですら③や④からみれば、どのような評価があるのかは想像難くないですが、その地点へ辿り着いていない私が言うべきではないと思いますので、コメント割愛します。