各論


憲法

判例問題が壊滅。憲法判例百選〈1〉 (別冊ジュリスト (No.154))憲法判例百選 (2) (別冊ジュリスト (No.155))Aランク問題(具体的な事件名がついている問題)ぐらいは、判旨を暗証できるレベルにまで抑えておくべきなのでしょう。
これができて初めて「正誤」「個数」「並び替え」に対応できるのだと思います。
並び替えは、刑法ほどではないものの、やはり時間がかかるものだとあらかじめ覚悟して挑むべきでした。
今回「論理」らしき問題がほとんどでなかったことで、ベテラン有利にはなったとは思いますが、所詮は言い訳です。

民法

民法が難しい」という、文字通りベテラン有利の試験でした。
保証債務、多人数債務という典型論点は細部まで抑えておくべきですし、その場合も「原則-例外」を把握した上で望むべきでしょうね。
家族法、相続法は極端な典型論点(遺留分など)以外は「付け焼き刃」で十分であることも判明しました。

刑法

これで足を掬われました。Lecの模擬試験を受け始めた当初は「最低最悪」分野だったものが、終盤では「得点源」に持って行けたので半ば安心していたのですが、甘かったようです。
なにしろ模擬試験で見られるような「問題文や選択肢としての穴」が、ほとんど見当たらない。なるほど司法試験委員会作成です。
難解な論点も見当たらないだけに、本来ならば草刈場としていくべきなのでしょう。